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現代の仕組みを解く手がかり [これから日本の話をしよう!]

人生のなかのイベントで、神社にお参りに行くことがある。

その場合、初詣ならドレスコード(?)はないのだろうが、七五三やお宮参りの場合だと、それなりの服装が求められる。


「男性(お父さん)は(ダーク)スーツ、女性(お母さん)はスーツかワンピ」
みたいなことが言われるが、なんだか違和感を感じる。


同じ違和感を、

「スーパークールビズの宣伝のため、公務員がアロハを着た」

というようなニュースを聞いたときにも感じた。


まぁアロハは受け狙いなのかもしれないが(本気か?)、スーツが日本人の“正装”として認識され普及しまくり定着してしまったことは間違いない。
日本人の源流としてしばしば語られる神社においてのフォーマルがスーツなのだから。

もはやスーツは“サラリーマン”だけのものではない。
農家も大工もとび職も、日本古来の場においては、最低ラインの礼装としてスーツを求められる。

日本人なのに。

このすさまじい勢いで普及していった“スーツ”なるものの実態を知るには、やはり本家本元、サラリーマンについて調べるしかないだろう。

うってつけの参考図書がある。


サラリーマン生態図鑑

サラリーマン生態図鑑

  • 作者: アコナイトレコード
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2011/12/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



江戸時代や中世を知るために、鎌倉仏教や儒教などを調べるのと同様に、現代日本においては“サラリーマン”を調べるのがうってつけなのかもしれない。
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コメント 1

高橋 毅

アコナイトレコードの著者2号です。『サラリーマン生態図鑑』のご紹介ありがとうございます。
そんな高尚な切り口ではないんですが、当たり前に思っていることを改めて観察していると見えてくる「面白さ」は企画の出発点です。ネタ本ゆえに、現代日本を知るテキストになりうるかは微妙ですが。
by 高橋 毅 (2012-02-28 01:01) 

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