「俺んちの先祖って、武士だったんだぜ!?」 [これから日本の話をしよう!]
「日本を知ろう!」
と意気込んでみたはいいが、下手をするとクルクルとまわって“自分探しの旅”みたいになりかねない。何かしら目的がないとダラダラしてしまう。
自分探しならぬ日本探しに下手に陥ると、屈折したナショナリズムの渦に巻き込まれかねない気もする。
「俺んちの先祖って、武士だったんだぜ」
小学生だったか中学生だったか、そんなことを言っている同級生が2~3人はいた。何を根拠にいっているのかは知らない。もしかしたら代々「うちは武士だったんだよ」と子から子へ伝えられているのかもしれないし、苗字から推測しているのかもしれない。
武士っつったって、その歴史の後半は公務員、あるいはサラリーマンのようなものではないか。江戸時代には経理を仕事にしている武士もいたのだ。
しかし、それでも、
「俺んちの先祖って、武士だったんだぜ」
って聞くと、若干うらやましいと感じたものだった。
テレビのスピリチュアル系の番組で、時々芸能人が前世を占ってもらったりしている。
「あなたの前世は貴族です」
な~んてのばかり。
たまにはミミズやらカナブンやらが出てきてもおかしくないはずなのに・・・なんて思うのは私だけではないはずだ。
大体、前世なんて輪廻転生の仏教的な考えだが、貴族って・・・恐らく宗派違うと思われますけど、大丈夫なのでしょうか?
やっぱり大方の人にとって、自分の先祖(もしくは前世)が凄い人というのは、ステータスなのだ。
中学校の同級生しかり、
貴族の生まれ変わりの芸能人しかり。
そういえばワンピースのルフィは革命家ドラゴンの息子だし、キン肉マンは王子だった。
自分がよい出である、ということに対する憧れ。それは道理であると思うので、別にかわまないと思う。しかし、それがこんがらがってしまい、自分だけでなく国としてみても(先天的歴史的に)優れているほうがいい、自分の家系がたいしたことなくても、民族として優れているのなら問題ない・・・となってはそれこそ問題だと思う。
しかしそれにしても、なんといっても日本最強の家系といったらこちらしょう。
今上天皇(平成の天皇陛下)は何と125代でいらっしゃる。
辿っていくと、神話に行き着き、なんと天照大神やスサノオといった系統へと結ばれる。
というようなことが書かれている古事記ですが、完成したのが712年。
今年は1300周年ということで、さすがの伝統を感じるわけです。
さてこの古事記。神社などを見て歩くのに不可欠だと思う。
その件は、また今度。
と意気込んでみたはいいが、下手をするとクルクルとまわって“自分探しの旅”みたいになりかねない。何かしら目的がないとダラダラしてしまう。
自分探しならぬ日本探しに下手に陥ると、屈折したナショナリズムの渦に巻き込まれかねない気もする。
「俺んちの先祖って、武士だったんだぜ」
小学生だったか中学生だったか、そんなことを言っている同級生が2~3人はいた。何を根拠にいっているのかは知らない。もしかしたら代々「うちは武士だったんだよ」と子から子へ伝えられているのかもしれないし、苗字から推測しているのかもしれない。
武士っつったって、その歴史の後半は公務員、あるいはサラリーマンのようなものではないか。江戸時代には経理を仕事にしている武士もいたのだ。
しかし、それでも、
「俺んちの先祖って、武士だったんだぜ」
って聞くと、若干うらやましいと感じたものだった。
テレビのスピリチュアル系の番組で、時々芸能人が前世を占ってもらったりしている。
「あなたの前世は貴族です」
な~んてのばかり。
たまにはミミズやらカナブンやらが出てきてもおかしくないはずなのに・・・なんて思うのは私だけではないはずだ。
大体、前世なんて輪廻転生の仏教的な考えだが、貴族って・・・恐らく宗派違うと思われますけど、大丈夫なのでしょうか?
やっぱり大方の人にとって、自分の先祖(もしくは前世)が凄い人というのは、ステータスなのだ。
中学校の同級生しかり、
貴族の生まれ変わりの芸能人しかり。
そういえばワンピースのルフィは革命家ドラゴンの息子だし、キン肉マンは王子だった。
自分がよい出である、ということに対する憧れ。それは道理であると思うので、別にかわまないと思う。しかし、それがこんがらがってしまい、自分だけでなく国としてみても(先天的歴史的に)優れているほうがいい、自分の家系がたいしたことなくても、民族として優れているのなら問題ない・・・となってはそれこそ問題だと思う。
しかしそれにしても、なんといっても日本最強の家系といったらこちらしょう。
今上天皇(平成の天皇陛下)は何と125代でいらっしゃる。
辿っていくと、神話に行き着き、なんと天照大神やスサノオといった系統へと結ばれる。
というようなことが書かれている古事記ですが、完成したのが712年。
今年は1300周年ということで、さすがの伝統を感じるわけです。
さてこの古事記。神社などを見て歩くのに不可欠だと思う。
その件は、また今度。
コメント 0