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人に害なす鬼は退治せねば [これから日本の話をしよう!]

プリキュアという、女の子向けのテレビアニメがある。
日曜の朝にやっているのだが、付き合い上、何度か見たことがある。
1年ごとにシリーズが入れ替わるようで、今年の2月までやっていたプリキュアは、スイートプリキュアというやつだった。今はハートキャッチプリキュアだ。


プリキュアは、もちろん女の子で、かつ戦士でもある。悪と戦うのだ。
古いほう、スイートプリキュアでは4人くらいの女の子がいた。その彼女達の、割と頻繁に出る言葉がずっと気にかかっていた。


彼女たちは、すぐに「絶対に●×▼」という。例えば、「絶対に許さない!!」といったように。


私は“絶対”という言葉が、好きではない。
絶対許さない、絶対変だよ、絶対あきらめない(これは一見よさそうだが)・・・などなどなど。絶対という他を寄せ付けない言葉に、偏屈で剛直な何かを感じるのだ。

偏屈で剛直な何かを感じるのだ、と友人に言ったら、そんなことを言っているお前に、偏屈で剛直な何かを感じるわと言い返された。



ともかく、少女であるプリキュアがすぐに“絶対”などと口癖のように言うのは、それを見ている小さな女の子達が、将来剛直になってしまいそうで、何となく感心できない。


そんな私だが、「こいつら絶対許せねぇ・・・」と思わず口に出そうな事件を目にした。


「不明9歳男児の祖父母ら、詐欺容疑で逮捕」By読売。

この事件、ご存知だろうか?

この男児は、一度も小学校に行っていない。どころか、現在行方がわからない。生後1か月半で、祖母が男児を連れて行ったと、母親は言っている。住民票上、男児と同居していることになっている曽祖母&祖母は、一度も男児と暮らしたことがないと言っている。祖父母は生活保護費を不正に詐取した詐欺容疑で逮捕されている。

では、男児はどこにいるのか!?


福祉行政に関わる人なら知っていると思うが、昔から何のための福祉だか、わからないケースが多々ある。
先日、ある公営団地でこんなことがあった。

団地内の駐車場の一角に、不正に駐車している車があった。その車のせいで、ごみ収集車が通れない。そこでアナウンスを流し、移動を促すが出てこない。そこで更に、レッカーする旨を流す。すると、出てきた。20代と思わしき数人の男たちが。で、管理人さんに怒鳴りちらし、すごんでいる「レッカーできるもんならしてみろや、ああ!?」
そして呆れた事に、謝罪を要求したらしい。謝罪を要求といっても、「謝罪を要求します」という感じでは、もちろんない。目上の、はるかに年上の男性(管理人)に対し、屈辱を与えたいだけなのだ。


そう、彼らはもちろん、お国からの補助をもらって遊んで生きている。


実質的には共働き夫婦と同じように生活しているのに、結婚すると補助が経るので、子どもが大きくなるまで内縁関係を続ける人々。

働かず、生活保護を受けてパチンコに費やし、或いは表に出ない“アルバイト”で適当に暮らすチンピラ。

年をとって仕事もなく可哀想にと思っていたら、若いときはずっと893をやっていただけの老人。


親がミイラになっても年金をもらい、子どもを虐待しても子ども手当てや生活保護費のために子どもを殴りつつ同居する輩。


そして、今回のこれですよ、これ。児童の身は安全なのでしょうか!?


多くの国民の血税が、こんな奴らに使われて、こんな奴らが存在するせいで、子どもや、近所の人や、周囲の人々が更に迷惑をこうむっていて、時に命を落とす。彼らは同胞か?違うだろ。


行方不明児童(所在不明)というのは、全国で数百人から、もしかすると千人を超えるかもしれないらしい。文科省も不明児童の把握に力を入れ始めている。

これだけ多くの子ども達が、もしかしたら、どこかでつらい目にあっているのかもしれない。それが人身売買や臓器売買の類だったら、どうする!?絶対に許せんだろう。


同胞を、鬼が喰らっているのですよ。
悪い鬼は退治しないと。反対に養ってあげてどうする。


ひとつ、言っておきたい。
我々が、今維持している平和というのは、実は非常にもろいものだ。


福島原発や津波被害の被災地で、実は窃盗やら何やらが頻発しているのは知っていると思う。

災害があっても、暴動も起きず、一定の秩序を保てた日本は素晴らしいが、しかし、それは本当はすごく脆いものなんだ。あっという間に崩れる可能性がある。

この本を読んでほしい。

日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

  • 作者: 山本 七平
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2004/03/10
  • メディア: 新書


日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)」は、故・山本七平氏の本だ。新書なので読みやすい。太平洋戦争での敗因を言及している本だが、それは戦時の状況だけに限らず、今も、そしてこれからも示唆する、非常に重要な分析になっている。

この中で、秩序が崩壊してしまった組織に、どんな人間がはびこるのかが、実際の事例のもと詳しく理解できる。

戦争というテーマがあるからといって、決して我々に無関係なものではない。いや、絶対に関係のある事柄なのだと思う。


災害時に暴動の起きない日本。
これを守らなければならない。

まずは、不正な輩をどうにかしなければ。

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