日本と日の本 [これから日本の話をしよう!]
日本人として、日本と日の本の違いははっきりと認識しておきたい問題だ。
問題だ、といっても、何か話題になっているわけでもないし、関連した時事テーマがあるわけでもない。ただ単に、私が急に問題としたくなっただけである。
日出処の天子、ということで、日の出てくるところは日の元なわけだ。日は東から昇るから、東の国ですよ、というわけだ。どこから見て東?もちろん、中国だろう。だいたい700年代だとして、大和の朝廷が日本と国の名乗りを上げる。しかし、大和から見れば更に東があるわけだ。
どこか。
蝦夷たちの住む地域だろう。日の本といえば、東北を指す。
あれ?と思う。
蝦夷たちの住む東北が日の本?
なのに、大和朝廷の倭国が、いかにして日本に・・・。
征夷大将軍はもちろん東北を攻めるための役職だ。征夷は東夷を征伐する将軍。東夷はもちろん東国、蝦夷。東の国だ。
これが中々うまくいかない。歴史のなかで徐々に北上し大和の勢力範囲を広げるが、ようやく北海道までたどり着いたのは、つい最近の話といってもいい。
侵攻を繰り返すなかで、坂東、つまり関東地方の人間たちが兵として送り込まれ、支配した土地には移住させられたりもした。その関東の人間たちだが、そもそもはもちろんそこに住んでいた東国の勢力がいて、それが追いやられたわけだ。征服された関東には、やはり多くの人が移住させられたわけだ。
天孫降臨し、神武東征やヤマトタケルの東征の時代から、それは徐々に西から東へと進められてきた。
話はそれるが、同じ関東でも、利根川流域の東西で力関係がかなり異なるとの指摘もある。こちら側と向こう側だ。かつては霞ヶ浦をもつなぐ巨大な水辺だったはずで、縄文海進の海の水が後退してもなお、今からは想像もできないくらいの大河だったのではないか。それがあちら側とこちら側を分けていた、はずだ。
それが更に北に移ると、山が谷が壁となる。その天然の壁が、長らく蝦夷を守っていたに違いない。
日の本は大変興味深い。
問題だ、といっても、何か話題になっているわけでもないし、関連した時事テーマがあるわけでもない。ただ単に、私が急に問題としたくなっただけである。
日出処の天子、ということで、日の出てくるところは日の元なわけだ。日は東から昇るから、東の国ですよ、というわけだ。どこから見て東?もちろん、中国だろう。だいたい700年代だとして、大和の朝廷が日本と国の名乗りを上げる。しかし、大和から見れば更に東があるわけだ。
どこか。
蝦夷たちの住む地域だろう。日の本といえば、東北を指す。
あれ?と思う。
蝦夷たちの住む東北が日の本?
なのに、大和朝廷の倭国が、いかにして日本に・・・。
征夷大将軍はもちろん東北を攻めるための役職だ。征夷は東夷を征伐する将軍。東夷はもちろん東国、蝦夷。東の国だ。
これが中々うまくいかない。歴史のなかで徐々に北上し大和の勢力範囲を広げるが、ようやく北海道までたどり着いたのは、つい最近の話といってもいい。
侵攻を繰り返すなかで、坂東、つまり関東地方の人間たちが兵として送り込まれ、支配した土地には移住させられたりもした。その関東の人間たちだが、そもそもはもちろんそこに住んでいた東国の勢力がいて、それが追いやられたわけだ。征服された関東には、やはり多くの人が移住させられたわけだ。
天孫降臨し、神武東征やヤマトタケルの東征の時代から、それは徐々に西から東へと進められてきた。
話はそれるが、同じ関東でも、利根川流域の東西で力関係がかなり異なるとの指摘もある。こちら側と向こう側だ。かつては霞ヶ浦をもつなぐ巨大な水辺だったはずで、縄文海進の海の水が後退してもなお、今からは想像もできないくらいの大河だったのではないか。それがあちら側とこちら側を分けていた、はずだ。
それが更に北に移ると、山が谷が壁となる。その天然の壁が、長らく蝦夷を守っていたに違いない。
日の本は大変興味深い。
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