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江戸時代の地震の揺れの長さ [読書]

このブログの1つ前の記事を書いている時に、ちょうど地震が発生した。
・歴史の愉しみ方
三陸沖で発生した地震で、地震の規模はマグニチュード7クラス。外国ではM5で死者が多数出る大地震であり、マグニチュードは1増えると30倍になるというから、相当大きな地震だと思う。
ただ陸から離れた場所だったので、最大震度は5弱という、東日本大震災以降の巨大余震に慣れきった我々からすれば、割と目にする規模の地震となった(とはいえ、慣れないけど)。



私は首都圏にいるのだが、揺れはさほど大きくはなかったものの、長く揺れが続く気持ちの悪い地震だった。

この時ブログで紹介していた本は歴史に関係するものだが、実はこの本には地震についてのことに1つの章が充てられている。

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)


歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)

  • 作者: 磯田 道史
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 新書


なんでも著者である磯田さんは、東日本大震災によって古文書好き(専門家)という視点からの防災に目覚め、次なる大地震・大津波の大きな候補地でもある浜松へと仕事場を移してしまわれたらしい。

このプロ根性、恐れいる。

行動がぶっ飛んでいる。

で、江戸の時代の大地震について書かれているのだが、これまた面白い。

地震の揺れがどのくらい続いたのかを調べようと思い立つ。
しかし、江戸時代というのは時間の単位に秒単位はない。それを古文書から関連しそうなものを探し、調べ、行動を再現(笑)し、大まかな時間を推測する。

そして、江戸時代に起こった大地震が、相当長く揺れたのではないかという推測をたたき出す。

著者はこうして、歴史の専門家という見地から、防災の警鐘を鳴らすつもりらしい。
まったく、たいしたもんだ。

一方の私はというと、この本についてのブログを書きながら地震に揺られ、この本の地震ネタに触れることも脳裏をかすめたものの、地震に酔わされて断念する始末。まったく情けない・・・。
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