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日本社会の壊れ加減と、今一度見つめる日本の敗因 [これから日本の話をしよう!]

海老蔵さんの暴行事件で話題になった、不良チームの元リーダーが芸能界デビューするらしい。
この人、十数年前に傷害致死事件を起こし、つまり人を殺し、2年間少年院に入っていたという。


殺してしまったにしては随分短いように思うが、暴力で人を殺して捕まっても、未成年であれば2年間程度で出られるということだろうか。その上、いとも簡単に芸能界デビューまでできるのだから、それなら大津の加害者たちはもっと早く復活できるのだろう。あるいはそのうち、芸能会デビューまでしてしまうのだろうか?


暴対法か何かで芸能会は随分厳しくなったように言われ、紳助さんの引退騒動などもあったわけだけど、こうした経緯を見ていると、そんなに厳しくもないのだろうと思える。


むしろ、暴対法やいじめ問題などを経て、世間の見方が不良や暴力団に厳しくなっているなっているにもかかわらず、冒頭の人のような芸能会デビューや、更にエイベックスではヤンキーアイドルオーディションを行うと大々的に発表する様子を見ていると、芸能会というのはもうそういう社会とズブズブなんだろうなと思える。


いや、芸能会だけじゃないかもしれない。


闇サイト事件で捕まった犯人が、98年に起きた強盗殺人事件の主犯であったとして再逮捕された。この事件も長らく未解決事件だったのだが、犯人らは住宅に押し入り、夫人に入れ墨を見せて脅し、料理を振る舞わせ、夫人を殺し、帰宅した夫も殺したという。その家には子どもがいて、どうやら無事だったようだが、父親の上に馬乗りになっている入れ墨男を目撃している。

ふるまわれた食事に残っていた唾液のDNAで逮捕に至った。

ここで問題にしたいのは、入れ墨だ。


この事件でもわかるように、一般人にとって入れ墨は見せられるだけで脅威だ。

例の公務員入れ墨問題も、職員が入れ墨を見せて子どもを脅したところから始まっている。脅しとしてこれ以上ないくらいに簡単に効果を発揮する。

例えば刃物。
刃物をちらつかせて脅せば、たいてい脅威を感じる。

だからといって、もちろん刃物そのものが悪いわけじゃない。料理にも使うし、存在自体は否定しない。

しかし、そういった脅威にもなるのだから、銃刀法違反というものがある。


入れ墨も似たようなものだと私は思う。

だからこそ、公衆の場、たとえば銭湯やサウナ、プールなどではお断りされたりする。そう民間は動いているのに・・・

なぜ、公務員はとなると、大阪以外は二の足を踏むのだろう。

以前、このブログでも書いたが、仙台の市長は巧妙に職員の入れ墨調査をかわした。調査をしたといっているが、あんなもの調査でも何でもない。「入れ墨について市民からクレームがきたことがあるか」で無いと回答すれば、入れ墨をしている職員はいない、とは、なんと馬鹿らしい調査だろう。

他の自治体でもそうだと思うが、入れ墨調査に二の足を踏むのは、彼らの支持母体にそういった人々がいるからだろう。要するにズブズブなのだ。


入れ墨の存在自体が悪いとは思わない。入れ墨を入れている人も、それだけで悪人だとは思わない。しかし、公僕につくのであれば、それはTPOの範疇じゃないか。消すべきだろう。

この手の話題にも関連し、そして私たちの未来を考えるに最適の本がある。
このままでいったら、2度目の闇の世界を迎える。書名を見るに、全然関係ないじゃないか、と思うかもしれないが、騙されたと思って一度読んでもらいたい。
どう読んでも面白い本だとも思うので、損はないはずである。
日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

  • 作者: 山本 七平
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2004/03/10
  • メディア: 新書



日本人は変わらなければならない。そう思う。
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