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守るということ [雑談]

あまり“イクメン”という言葉が好きになれないのだが、育児やら家事やら、父親の役割や求められることというのはだいぶ変わって来たと思う。


しかし、変わらない不変の役割が、ひとつある。


それは“家族を守る”ということだ。


父親の不変の役割、といってしまったが、母親がその役割を持たないわけではない。どちらかというと、実際のところ母親の果たす部分のほうが、質的にも量的にも多いと思う。しかし、父親というものは、家族を守らなければいけないという自負が少なからずともあるだろうし、そういった言葉に弱い。

本来であれば家族は互いに支えあい、助け合い、守りあってしかるべきだと思う。
しかし、父親は「家族を守らなければならない」という言葉に弱い。


震災があり、雇用環境は不安定で、賃金が低空飛行のサービス産業ばかりになった日本という国。大変だ、お父さんも。


「冷厳な事実は、文化を守るには、他のあらゆるものを守ると同様に力が要り、その力は文化の創造者保持者自身にこそ属さねばならぬ」

とは三島由紀夫の「文化防衛論 (ちくま文庫)」の言ですが、そう、守るには力が要る。

文化防衛論 (ちくま文庫)

文化防衛論 (ちくま文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫



その力の源泉は、何なのだろう。


さて、震災から1年が経過しようというこのタイミングで、「家族の笑顔を守ろう」という本が出ているようだ。なかなか、パパさんの痛いところを突いてくる。未読なので内容については何ともいえないが、しかし、知恵も力の1つだろうと思う。

家族の笑顔を守ろう! パパの危機管理ハンドブック

家族の笑顔を守ろう! パパの危機管理ハンドブック

  • 作者: 安藤 哲也
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2012/02/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



追伸
97年(だっけか?)以降、急激に上昇カーブを描いた年間自殺者数のグラフは3万人台で固定され、今に続く。中高年の、しかも男性の自殺が多く、理由の多くに経済苦が上げられている。なんだか、悲しい。もっと周囲に頼っていい。頼るというのも強さ、力なのであり、優しさなのだから。
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