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頼りない原発に関する私の知識 [雑談]

私はほとんどテレビを見ない。

めったに見ない。週のうち、6日間は、完璧に視聴時間ゼロだ。「家政婦のミタ」も見なかった。

以前からテレビはみないほうだったが、その拍車がかかったのは、東日本大震災以降だ。「災害の悲惨さにショックを受けて見なくなった・・・」というようなデリケートな理由で見なくなったわけではない。自分でも理由はよくわからないのだが、「見ないようにしよう」と思い立ち、積極的にテレビを見ないようにした。


あると見てしまうので、テレビのコンセントを抜き、普段使わない納戸に封印する。
ほどなく、新聞と雑誌も読まなくなった。新聞は更新せず、定期購読していた雑誌は解約する。


パソコンも(自宅では)一時期はネットにつなげず、ノートPCだったこともあって、“繋がらない環境”でのみ、作業的な目的で使用していたが、ほどなく主に仕事上の必要性によりネット閲覧は再開することになる。そうか、いまやテレビや新聞はなくても困らないが、インターネットは欠かせないのだな、と痛感するが、それでもたぶん、ネットを見る時間も少ないほうだと思う。



なので、昨日は日本中が3.11の話題で持ちきりだったと思うのだが、私は何にも知らないし、わからない。実際は“話題で持ちきり”ではなかったかもしれない。ただ人を介しての情報は当然私にも入ってくるし、会う人会う人、「あれから1年だねぇ」となるので、たぶん昨日は“話題で持ちきり”だったのだろうと推測する。


東日本大震災には、復興や被災者支援、土地や産業の回復などが課題として大きいのだろうが、依然として大きな話題の1つは、やはり原発があるのではないだろうか。


もちろん、原発についての知識も、私にはほとんどない。たまにネットでチラ読みし、必要にかられて当日買いする新聞の記事を斜め読みし、会った人からたまたまの話題で入手する程度だ。


そんな情報不足気味の私が現在得ている、原発に関する知識をさらしたいと思う。きっと間違いや認識不測などがたくさんあるのだろうが、とりあえず、こんなふうに認識している。


■福島原発の現状・・・震災直後と比べれば格段に落ち着いてきているが、未だに簡単には手出しのできない状況。


■放射能被害・・・各地で散見される。どっかの農産物や、土壌、ゴミ処理場、海の中など、今回の原発事故由来のものから、そうでなかったものまで、気がついてみると結構色々あったのね、という状況。


■放射能の健康被害・・・専門家の多くは問題ないという。きっとそうなのだろうと思う。しかし、実際のところわからないともいう。きっとそうなのだろうと思う。現時点をぶった切ってその断面を見れば、“問題ない”の範疇なのかもしれない。しかしその保証がない故に、多くの人が不安を感じている。


■原発反対派・・・不安に思う気持ちは非常に共感できる。どぎらか1つ選べ、と言われたら、私も反対に一票入れたい。しかし、反対を声高に叫んでいる人がいるとして、その人が信頼にたる人物かどうかは別問題だと感じている。反対一辺倒を叫ぶのではなく、もう少し対話をする余地があるのでは、と感じる。


■原発推進派・・・合理的な人たちだと思う。理屈としては、私は納得できる。ビジネスに関わる人たちに多い。しかし、数字では人は簡単に納得できない。議論に勝って勝負に負けそうな感じがする。とりあえず反対派をひとくくりに“無知”“放射脳”などと馬鹿にして対話に臨まないのだとすれば、感心しない。


■原発中間派・・・原発は不安だし、将来的にはなくすべきだけど、すぐにゼロは無理でしょう、という立場か・・・。私もここに属する。どっちにでも流れる、頼りない人々だ。



まぁ何にせよ、知りすぎるというのはいいことなのだろうか?

この件、私のようにある程度情報断絶していても、多少は耳に入ってくる。


きっと、知らずにいても幸せに暮らせたのだろうと思う。
それではいけないのだろうけれども・・・。
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