隣の国について語ろう。

隣の国について語ろう。

と言っても、今話題の、人工衛星ミサイルを飛ばそうとしている国のことではない。が、まぁ、その辺の国だ。


その国のアイドルが、私たちの国に来て笑顔を振りまき、多くのファンを獲得している。
実際は人気なんてないんじゃないか、作為があるのではないか、という指摘があるのは知っているが、実際、人気があるのには違いないと思う。というのも、知り合いの３０代以降の女性に、一定数のファンがいることを知っているからだ。中には男性もいる。しかし、今の人気はメディアが言うほどには高くないとも思う。多めに見積もっているのだろう。


それで、だ。

隣の国のアイドル達が、わが国のファンに向けて笑顔を振りまくいっぽう、本国では反日を叫ぶ姿に、すごく違和感を感じる。いや、違和感じゃないな。不快感だ。


なぜ不快感を感じるのか。


当然だ。個人レベルの付き合いでもそうでしょ？
例えば私の目の前ではニコニコ愛想のいい奴がいたとしよう。そいつが、ある商品がお勧めだという。君がそう言うのなら、じゃあ買ってみようかな、となる。ありがとうと、そいつは最高の笑顔を見せる。しかし、実は裏で私の悪口を言っていた・・・。これは不快だ。

不快というか、あんまりじゃないか。私のことを何だと思っているのだ。なになに、私の先祖がそいつの先祖に不快な思いをさせた？

理由はわかった。しかし、だからといって、あなたの行為は許されるものじゃない。現に今、不快な行為を行っているのは、あなたじゃないか。


しかし、だ。

反対に私たちの国でも、かの国の人々を馬鹿にするような意見がネット上で散見されるが、それも同意できない。感情面では同感なのだが、しかし、だからと言って、私の理性はその行為を嫌う。

特に人種差別的意見には嫌気がさす。


なぜなら、これだけ近い国だ。自分たちの先祖をたどれば、彼らの国にたどり着く人は多いと思う。
古代、彼らは先進文明を持っていた。その技術を伝えるために、多くの人間が海を渡ってきた。ある時期、日本の人口の３分の１を、渡来の人々が占めていたという話もある。これも多めに見積もってんじゃないのと思うが、彼らが増えた理由としては、先進的技術を持つゆえに急激に勢力を伸ばしたためと言われている。

彼らが集団で移住してきたことを思わせる地名も多い。各地に見られる。


極めて近いがゆえに、一度憎いと思うと、その憎さは加速度を増すのかもしれない。


日本の現状と近隣周囲の状況を見るに、私はお隣の国と協力していかないといけないような気がしている。
別に抱き合う必要はない。ベタベタする必要もない。
私たちの状況を地政学的に検討し、どう協力していくのが自分たちに利益があるか、そう考えて行動すべきだと思う。協力し合うべきだと思う。

子ども同士の仲良しごっこじゃない。現実的な協力関係だ。

そのためには、お互いに相手を蔑視するような言動は避けるべきだ。と思う。分かり合えないことも含めて、相互の考えを、思いを、存在を、尊重するべきだと思う。




なぜ、私はこんなことを書いているか。
これは自分のために書いている。
今日、自分の心の片隅に、悪い心が芽生えそうになった。黒くて濁っていて、いつまでも消えないシミのような・・・。私は、感情に振り回されたくない。