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満月のあやしい魅力 [これから日本の話をしよう!]


今年の5月5日~6日の月は、いつもより大きかったらしい。
なぜ大きかったのかと言うと、1年でもっとも地球に接近した日であり、それがちょうど満月だったようだ。

スーパームーンというらしい。セーラームーンに似ている・・・と頭をよぎったのは私だけではないはずだ。口に出さないほうが無難だろう。


昨年の3月にも、「地球にもっとも接近&それが満月」とうい状況だったらしく、2年連続でスーパームーンは珍しいらしい。昨年3月というと、嫌でも地震と関連付けて考えてしまう。


もとより、満月の日は潮汐と関係あるのみならず、地震やら犯罪やら交通事故と関係があるとかないとか、色々な噂がある。月の引力によって海の波に影響を与えるくらいだから、人間に影響があってもおかしくないだろう。


地震に影響があるかどうか。
海と違って地面は硬いので、影響があっても微々たる物ではないかと素人が推測する。素人目には、遠い月の感じもしない引力の影響より、工事現場(特にビル建設)のドッカンドッカンやっている影響のほうが強そうだ。突き詰めて考えていくと、「地震誘発兵器」とかにまで想像が飛んでしまうので怖い。


昔は、我々と月の関係は、もっと近かった。
月待ち信仰なるものもあり、農業に関連して、月は身近な自然の暦だった。月の満ち欠けで日を数える。満ちて欠けて、でひと月だ。

日本では月でウサギがモチをついているが、中国では薬を作っているといわれていた。月うさぎは薬のシンボルになる。ウサギさんは自分の糞も食ってしまう不思議ちゃんキャラだが、薬剤師でもあるということは、結構インテリなのだな。


月といえば、天照大御神や須佐之男命とともに「三柱の貴き子」の一柱、月読命。天照やスサノオと比べて目立った活躍がない、不思議なカミだ。月読命は、「つきよみのみこと」、あるいは「つくよみ」だ。月を読む。夜の月。夜見、黄泉の国のカミであるという説もある。

竹取物語は月に関連した代表的なお話だが、これだって裏読みすれば、相当あやしく、悲しみに満ちている物語だ。


昔は、特に女性は月を見てはいけない、月の光を浴びてはいけないといわれていた。
狼男だって、満月を見て変身する。
月には怪しい魅力がある。

満月を眺めていると・・・特に、空に昇り始めた赤い満月は、心を狂わされそうになる。

たまには月に酔ってもいい。

月 (Nature mind book)

月 (Nature mind book)

  • 作者: 秋月 さやか
  • 出版社/メーカー: 青菁社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本



怪しい月の魅力。

月に思いを馳せながら、そこに見える影は、果たしてウサギの餅つきか、それとも・・・。
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