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魔女狩りと、てるてる坊主。 [これから日本の話をしよう!]


これから日本は、雨の季節になる。

鬱陶しい季節だ。ジメジメするし、外に出にくいのでストレスがたまる。

子どものとき、晴れてほしくて作っていたのが、てるてる坊主。


よく吊るした。


ところで、逆に、雨が降らない場合はどうするか。

てるてる坊主を逆さにする?


このように、自然による災害、例えば豪雨や川の氾濫をとめたい、あるいは日照り続きで雨がふらない、そのような時。

人がすがるのは、超自然の力だったりする。
しかし、それは簡単には手に入らない。それなりの代償を払わなければならなかったりする。

例えば、そう、人身御供、人柱など・・・。


そういえば、吊るされたテルテル坊主って、何かに似ていないかい?

奇妙な果実って、ご存知だろうか?

アメリカの人種差別を告発する歌だ。

奇妙な果実

奇妙な果実

  • アーティスト: ビリー・ホリデイ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2011/06/22
  • メディア: CD



奇妙な果実って、なんだ?


それは、木から吊るされた、黒人の死体のことだ。

リンチをして、首を縛り、木から吊るして、火をつけて燃やす。


「人のすることじゃねぇっ!」と言いたいところだが、こんなことをするのは人くらいなもので、百舌でもそうは及ばない。

この歌がかかれた経緯は、ユダヤ人教師のエイベル・ミーアポルが、この事件の新聞記事を見たことをきっかけとする。
1930年のことで、そんなに遠い昔のことじゃない。なのに、当時のアメリカでは、黒人の虐殺が日常茶飯事だったのだ。



てるてる坊主って・・・。



話は変わるが、歌と悲劇で思い出した。



日本の神さまの特徴の1つに、怨霊が鎮められて神になる、というパターンがある。天神様はその1つの好例。政治的理由により排斥された菅原道真の怨念が生み出している。

その天神様が登場する童謡「とおりゃんせ」には、どのような意味がこめられているのだろう?

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神様の 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに 参ります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
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