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不快な奴ら [雑談]

大津市で昨年10月に起こった、男子中学生を自殺へと追い込んだ事件。

大津市教育委員会や学校、教師の対応のまずさにより、この問題に注目が集まっている。これらの報道を見ていると、本当に嫌になる。不快だ。


市教委や教師に対して強い不快感を感じるが、それはそれとして置いておいて、やはり虐めた側の生徒というのは、いったい何者なのだろうと考える。

・廊下で思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた
・教科書が破られたり、口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られたりする
・ハチの死骸を食べさせられそうになっていた

・「自殺練習」追加調査しない考え…大津市教委(読売)

・廊下で飛び蹴り、口に粘着テープ(産経)

突発的にカッとなり、自制できずに暴力を起こしてしまうことは、決して許されることではないと思うが、ありえることだとも思う。
しかし、このケースのように、長期間にわたって暴力行為を続け、痛めつけ、肉体的にも精神的にも追いつめていく、この嗜虐性(人や動物に対して苦痛を与えることを好むこと。むごたらしい行為を好む性癖)。


あなたなら、どうだろうか?
仮に殺したいほど憎い相手がいたとしても、そう簡単には殺さないはずだ。カッとなって手を上げてしまったとしても、執拗に、長期間にわたって、それを続けるだろうか?今回、自殺した少年が「死ぬ」ということを、虐めた本人達にメールや電話で伝えたところ、「死ねば」とかえしたらしい。それどころか自殺する練習までさせている。
あなたなら、それができるだろうか?


本気で死ぬとは思わなかった?そんな言い逃れでは通用しないほど執拗な行為だ。

そういう性癖があるとしか思えない。

このようなケースでは、虐めていた人間全員が、すべてこの嗜虐性を有していたとは思わない。同調してしまったり、そういうこともあるかもしれない。しかし、この虐めグループの中には、強い嗜虐性を有している人間が必ず含まれていたはずだ、と思う。


こういう人間には、良心というものがない。いわゆるサイコパシーというやつだ。

鳩の足を切断したり、猫の首を切断するような人間と根本的には同じである。心の作用が、我々とは違う。外見は人間と同じだが、中身が違うのだ。だから、人に対して残虐になれる。


良心をもたない彼らにとって、人を殴ることは机を叩くことと一緒。

なぜそんな悪魔のような人間が出来あがってしまうか。これがよく分からないらしい。子どもの頃に虐待を受けていたとか、育った環境が悪かったとか、親の愛情を受けずに育ったとか、そういった方向性で解決を望みたくなるが、どうやらそういった要因は関係ないらしい。

問題は、そういう人間が、我々のなかに一定の割合で混じっていることだ。アメリカでは4%程度。日本の場合はもっと少ないが、しかし存在している。詳しくは本書↓を参照されたい。

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  • 作者: ??? ????
  • 出版社/メーカー: ???
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: ???



奴らはきっと、今後はもっと巧妙になる。
今回のように、イジメがばれて、避難されるようなヘマはしないよう気をつけるだろう。しかし、奴らがもっている嗜虐性がなくなるわけではない。別の形で、今よりもっと賢いやり方で発散されるのだろう。



奴らは、見た目は人間と一緒だが、中身が違う。先ほどあげた本によると、見分けることは不可能に近いらしい。そして不幸なことに、良心をもたない人間の中には、一種の人を引き寄せる魅力を持っていることがある。

奴らは人類にとって捕食者である。こんな奴らが間違って権力を握ってしまった場合、人類は悲惨な目にあわされる。それは歴史が証明している。

まったくもって、不快で嫌な出来事だ。
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