転職サイトとワークシフト [雑談]
都内の地下鉄車内の広告に、某転職サイトRの広告をよく見かける。
転職者の8割がRを利用、と書かれている。
「就職難の時代、転職者の8割が利用していたとしても、何の宣伝にもならないのではないか。転職“成功者”の8割なら理解できるが・・・」と思うのだが、たくさんの人が利用しているということ自体が宣伝になるのだろう。
私なんかから言わせれば、たくさんの転職希望者が見ているRは、それだけ競争率が高いのではないか、と感じてしまう。無論、たくさんの利用があれば求人自体も多いのだろうが、それにしても8割という数字を見ると、競争環境は熾烈だと想像できてしまう。
恐らく、書類選考(エントリー?)を突破すること自体が難しいのではないか。
応募者が多いということは、足切りも自動的に行われやすいだろう。
効率を考えれば、学歴なのか、職歴なのか、年齢なのか、転職回数なのか、性別なのかはわからないが、一定の水準でスパンと切らざるを得ないだろう。
昨日、ホンマでっかTVという番組で、キャリアコンサルの男性が裏技を紹介していた。曰く、募集締め切り後に応募しろという“裏技”で、確かに、自動的に“足切り”されそうなキャリアの人にとっては有効な技ではないかと感じた。ま、奇策は奇策なので、うまく行くかどうかはわからないが、戦術としてはアリだと思う。
ところで、うろ覚えな話で恐縮だが、「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)」か何かで、自営業者が急激に減ったという分析が、あったと思う(出典に間違いがあるかもしれない)。
要するに自営業者の跡取りがあとを取らず、サラリーマンを志向する。そのため、学生の就職率が厳しくなるのは当然といえば当然、就職を目指す人たちが増えたためだ。
これはもしかしたら中国にも共通する問題で、農家の子どもが農家を継がず都会で働くことを目指す、第2代農民工という層がいるらしい。深くはわかないが、状況は似たようなものかもしれない。
さて、日本国内では【自営業→会社員】という流れがあったようだが、これは将来にわたって続くのだろうか?
最近話題の書「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」では、どんな未来が書かれているか。
そこには、低賃金で働かされている人々と、ミニ起業家として働く人々が描かれている。ここでいうミニ起業家というのは、私の印象からすると1人企業、フリーランサー、個人事業主に近いように見受けられ、自営業の1つの別形式ではないかと感じた。
これまで自営業の多くは自分の名前で最終顧客と接することが多かったが、未来の自営業(ミニ起業家)は、経済活動のプロセスの一部を担当するフリーランサーだ。
企業にとっては会社員として雇用するよりも都合がよく、ミニ起業家にとってはうまくすれば自由で様々な可能性もある。
もしかしたら、将来は、転職サイトではなくて、仕事とフリーランサーのマッチングサイトや、ミニ起業家の能力保証に関するビジネスの方が拡大するかもしれない。2025年は、みんなこぞって、フェイスブックか何かで自己アピールに邁進する、何ともうんざりするような世界かもしれない。
転職者の8割がRを利用、と書かれている。
「就職難の時代、転職者の8割が利用していたとしても、何の宣伝にもならないのではないか。転職“成功者”の8割なら理解できるが・・・」と思うのだが、たくさんの人が利用しているということ自体が宣伝になるのだろう。
私なんかから言わせれば、たくさんの転職希望者が見ているRは、それだけ競争率が高いのではないか、と感じてしまう。無論、たくさんの利用があれば求人自体も多いのだろうが、それにしても8割という数字を見ると、競争環境は熾烈だと想像できてしまう。
恐らく、書類選考(エントリー?)を突破すること自体が難しいのではないか。
応募者が多いということは、足切りも自動的に行われやすいだろう。
効率を考えれば、学歴なのか、職歴なのか、年齢なのか、転職回数なのか、性別なのかはわからないが、一定の水準でスパンと切らざるを得ないだろう。
昨日、ホンマでっかTVという番組で、キャリアコンサルの男性が裏技を紹介していた。曰く、募集締め切り後に応募しろという“裏技”で、確かに、自動的に“足切り”されそうなキャリアの人にとっては有効な技ではないかと感じた。ま、奇策は奇策なので、うまく行くかどうかはわからないが、戦術としてはアリだと思う。
ところで、うろ覚えな話で恐縮だが、「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)」か何かで、自営業者が急激に減ったという分析が、あったと思う(出典に間違いがあるかもしれない)。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷 浩介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 新書
要するに自営業者の跡取りがあとを取らず、サラリーマンを志向する。そのため、学生の就職率が厳しくなるのは当然といえば当然、就職を目指す人たちが増えたためだ。
これはもしかしたら中国にも共通する問題で、農家の子どもが農家を継がず都会で働くことを目指す、第2代農民工という層がいるらしい。深くはわかないが、状況は似たようなものかもしれない。
さて、日本国内では【自営業→会社員】という流れがあったようだが、これは将来にわたって続くのだろうか?
最近話題の書「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」では、どんな未来が書かれているか。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: 単行本
そこには、低賃金で働かされている人々と、ミニ起業家として働く人々が描かれている。ここでいうミニ起業家というのは、私の印象からすると1人企業、フリーランサー、個人事業主に近いように見受けられ、自営業の1つの別形式ではないかと感じた。
これまで自営業の多くは自分の名前で最終顧客と接することが多かったが、未来の自営業(ミニ起業家)は、経済活動のプロセスの一部を担当するフリーランサーだ。
企業にとっては会社員として雇用するよりも都合がよく、ミニ起業家にとってはうまくすれば自由で様々な可能性もある。
もしかしたら、将来は、転職サイトではなくて、仕事とフリーランサーのマッチングサイトや、ミニ起業家の能力保証に関するビジネスの方が拡大するかもしれない。2025年は、みんなこぞって、フェイスブックか何かで自己アピールに邁進する、何ともうんざりするような世界かもしれない。
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