私たちは壁にぶち当たり、本格的にプライスレスなものを模索し始めた [雑談]
キムタクの月9ドラマを見た。
キムタク主演ということで、自ずと周囲の期待値は高まる。
成功して当たり前、少し視聴率が振るわないと、もうキムタクも終わりだとか、何を演じてもキムタクだとか、いろいろ言われてしまう。
このプレッシャーたるや、凡人には想像もできないだろう。
その話題のドラマ。
プライスレス。
割と面白かったよ。
普通のサラリーマンだったキムタクが一気に無一文ホームレスへと転落し、必要最低限のお金を稼がなければいけない彼は、プライドを捨てて、落ちている空き缶拾いなどをし始める。
会社など組織に属することなく、お金を稼ぐというのは、本当に大変なことだ。特に長いあいだ不況に喘ぎ、将来に向かって持続的な成長の見込めない日本では、ますますお金が稼ぎづらい。独立して食っていけるサラリーマンは、ほとんどいないだろう。
時間を切り売りして、低価格で労働するはめに陥る・・・あるいはやっとこ稼ぎながらも、将来に対する不安に囚われて生きた心地がしない・・・そんなハメに陥るかもしれない。
ワークシフト。
この本にも、ぼやぼやしていると、働く環境というのは劣悪なものになってしまうよ、ということが書かれている。
プライスレス。
これは今後を考える上で、結構重要なキーワードだと思う。
ワークシフトにおいては、「限界公用の逓減」という、あるものを得る数や量が増えるほど、それに価値を感じなくなることの例を出しながら、「限界公用の逓減」が適用されない“プライスレス”なもの、つまり経験や体験、友達といった無形のものの重要性を説く。
また、
静かなる大恐慌 (集英社新書)
では、ケインズの言う「投資の社会化」と関連させ、社会的な無形の資本の重要性が説明される。
このワークシフトと静かなる大恐慌については、以前このブログで書いたこちらを参照されたい。
・未来の闇を突き抜ける、7人の盲人
そして最近のベストセラーでもある
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
では、結構なページ数を割いて、サンデルの言う三価値を説明し、これまた「美徳」という無形だが非常に大切な概念について、説明されている。
時代はプライスレス。
いや、これは以前から指摘されていて、21世紀は精神の時代だのなんだの言われていたが、ここに来て本当に様々なことで行き詰まり、私たちは真のプライスレスを模索し始めているのかもしれない。
何が重要なのか。何が大切なのか。
さて、キムタクはドラマの中で、どんな大切なものを発見するのだろうか。
楽しみに見たいと思う。
キムタク主演ということで、自ずと周囲の期待値は高まる。
成功して当たり前、少し視聴率が振るわないと、もうキムタクも終わりだとか、何を演じてもキムタクだとか、いろいろ言われてしまう。
このプレッシャーたるや、凡人には想像もできないだろう。
その話題のドラマ。
プライスレス。
割と面白かったよ。
普通のサラリーマンだったキムタクが一気に無一文ホームレスへと転落し、必要最低限のお金を稼がなければいけない彼は、プライドを捨てて、落ちている空き缶拾いなどをし始める。
会社など組織に属することなく、お金を稼ぐというのは、本当に大変なことだ。特に長いあいだ不況に喘ぎ、将来に向かって持続的な成長の見込めない日本では、ますますお金が稼ぎづらい。独立して食っていけるサラリーマンは、ほとんどいないだろう。
時間を切り売りして、低価格で労働するはめに陥る・・・あるいはやっとこ稼ぎながらも、将来に対する不安に囚われて生きた心地がしない・・・そんなハメに陥るかもしれない。
ワークシフト。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: 単行本
この本にも、ぼやぼやしていると、働く環境というのは劣悪なものになってしまうよ、ということが書かれている。
プライスレス。
これは今後を考える上で、結構重要なキーワードだと思う。
ワークシフトにおいては、「限界公用の逓減」という、あるものを得る数や量が増えるほど、それに価値を感じなくなることの例を出しながら、「限界公用の逓減」が適用されない“プライスレス”なもの、つまり経験や体験、友達といった無形のものの重要性を説く。
また、
静かなる大恐慌 (集英社新書)
では、ケインズの言う「投資の社会化」と関連させ、社会的な無形の資本の重要性が説明される。
このワークシフトと静かなる大恐慌については、以前このブログで書いたこちらを参照されたい。
・未来の闇を突き抜ける、7人の盲人
そして最近のベストセラーでもある
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
では、結構なページ数を割いて、サンデルの言う三価値を説明し、これまた「美徳」という無形だが非常に大切な概念について、説明されている。
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田 斗司夫 FREEex
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 新書
時代はプライスレス。
いや、これは以前から指摘されていて、21世紀は精神の時代だのなんだの言われていたが、ここに来て本当に様々なことで行き詰まり、私たちは真のプライスレスを模索し始めているのかもしれない。
何が重要なのか。何が大切なのか。
さて、キムタクはドラマの中で、どんな大切なものを発見するのだろうか。
楽しみに見たいと思う。
コメント 0