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10月31日限定、結ばれる相手を知るための“まじない” [雑談]

このブログを読んでいるあなたが未婚の女性だったとしよう。そして今読んでいる今日が10月31日の場合だ。

将来、結ばれる人の顔が見たいだろうか?

見たい、ということであれば、“まじない”を1つ紹介しよう。この“まじない”は本日、つまり10月31日の深夜にしか効力がない。


今日がどういう日がご存知か?

ハロウィン?

そうだ、ハロウィンだ。
しかし、今のハロウィンは遊びのイベントとなっている。
あれは本当の姿ではない。

ハロウィンの原点は、ケルトの呪術的儀式だ。

ケルト民族のドルイド教は、自然を崇拝する多神教の信仰だ。
その祭司ドルイドの姿は、こんにち私たちが“魔法使い”として想像する、あのベタな姿そのもの。つまり、魔法使いのイメージはドルイドの祭司の姿から出来上がっているのだ。


そんなドルイド信仰を持つケルト民族にとって、今日という日はどんな日か。

夏の終わりであり、冬の始まりの日だ。
彼らにとって今日が1年の終わりなのだ。

寒さが厳しく、夜が長くなる、暗闇のシーズンがこれから始まる。つまり、死の神が力を持つ時期になる。

そして、彼らにとって新年にあたる11月1日は、死の神が前年に死んだ者たちを集め、次の生まれ変わり先を決断する日なのだ。

故に今、この時期は死の世界の扉が開き、魑魅魍魎が跋扈する。そのイメージがハロウィンにつながっている。

魑魅魍魎がちまたを彷徨い、死の神が力を持った今、世界のあらゆる境界線が曖昧になる。悪霊は猫にとりつき、死んだものは生まれ変わり、生きているものは魔物に連れ去られる。
ゆえに古いケルトの風習では、この日、生贄の動物の首をかぶったり、男は女装し、女は男装し、あるいは死んだふりなどをした。

このように、世界の秩序があいまいになる。つまり、“まじない”が力を持つわけだ。

いつから?

今日という日の、日が暮れてから。
夜が始まってからだ。

前置きが長くなった。


“まじない”の方法を教えよう。


まず、リンゴを用意する。
りんごはローマ神話、果実の女神ポモナの象徴だ。

そして、夜、誰にも見られない場所で、鏡の前にいればいい。
そしてリンゴの皮を向く。

それだけだ。

どこかのタイミングで、その鏡に将来の伴侶が映るだろう。

それが例えどんな男だろうが、がっかりするな。運命として受け入れろ。


・ハロウィンの由来とは!?日本のお盆や節分との共通点は?

え?

誰も映らなかったって?

じゃあ、まじないがきかなかったってことだな。諦めろ。
タグ:ハロウィン
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縄文海進。かつてここは海だった。 [雑談]

私は地面がアスファルトで覆われているのを見ると、時々、どうしようもなく息苦しい気持ちになる。

東京23区は、ほとんどがアスファルトだ。このアスファルトの下には土があり、雨が降れば、本来であればどんどん染み込んでいくはずだ。

アスファルトであっても多少は水が土に届くのかもしれない。
しかし、土に染み渡るはずの水の多くはアスファルトを流れ、水路を流れ、海だか川だかに吐き出されてしまう。


ああ、息苦しい。

大地に感情移入してしまう。

これだけ水の流れが変わってしまって、東京の地下に異変はないのだろうか?


思えば、東京の大地は大きく変貌し続けている。


昔の、例えば江戸時代初期の地図を見ると、日比谷のあたりは入江になっている。つまり海だ。詳しい地形はわからないが、日比谷公園のあたりは海だったんじゃないか?

もっと昔は、もっともっと海が陸地に食い込んでいた。


上野の西郷さんのあたりは「上野山」だが、ここからの対岸は松戸だったそうだ。

松戸といえば矢切りの渡し。


ずいぶんな距離があったんだなぁ・・・。

縄文海進でググってもらえばわかるはずだが、関東は先の“矢切の渡し拡大版”と、茨城の霞ヶ浦あたりの海進で、今の千葉県が島になりかけている。
ずずずいっと海が入り込んでいるわけだ。

その跡というか、鎌倉時代や江戸時代あたりは、その名残が多く見れれたはずだ。川は大きく、いくつもの湖や池や沼や洲があった。

そして、それを埋め立てた。



海には満ち引きがある。

長い歴史で考えてみれば、今はいっときの引き潮のようなものかもしれない。
潮が引いている砂浜の上に土とアスファルトを敷いて家を建てて、知らずに暮らしているようなもの・・・かもしれない。やがて潮が満ちてくることは知らずに・・・。

先の東日本大震災及びその津波のせいで、地形・地名に関する本が多く出ている。というのも、地名の多くは古来から伝わるもので、そこにはその土地の情報が多く含まれている。

地名に隠された「東京津波」 (講談社プラスアルファ新書)

地名に隠された「東京津波」 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 谷川 彰英
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/20
  • メディア: 新書



この地名が危ない (幻冬舎新書)

この地名が危ない (幻冬舎新書)

  • 作者: 楠原 佑介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 新書



地名から歴史を読む方法―地名の由来に秘められた意外な日本史 (KAWADE夢新書)

地名から歴史を読む方法―地名の由来に秘められた意外な日本史 (KAWADE夢新書)

  • 作者: 武光 誠
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 新書


例えば、根岸という地名は海沿い以外にもあるし、洲処(スカ)や洲のつく地名も多くある。
袋がつく場所は水が溜まりやすい場所だともいうし、色々と“崩壊地名”というのもあるらしい。

自分の住んでいる場所、もしくは住もうかと考えている場所について、地名を調べておくのは重要かもしれない。

東京は埋め立てられてできた土地だ。
だから、江戸幕府はペリー率いる軍艦がやって来て、ビビった。海からの砲撃で狙える場所に、江戸城があったからだ。それだけ海が近かった。

それにしても、と不思議に思うことがある。


東京にはたくさんの人がいて、車が走り、建物が建てられている。高層ビルがいくつもある。重たくない?沈んじゃわない?地下水とかなくなって、空洞とかできていない?関東ローム層だっけ?それって柔らかいんでしたっけ?

こんな場所で大地震が起こる可能性、4年で70パーセントだというのだから、それでも平気で過ごしている我々は、ちょっとどうかしていると思う。
タグ:縄文海進
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私たちは壁にぶち当たり、本格的にプライスレスなものを模索し始めた [雑談]

キムタクの月9ドラマを見た。

キムタク主演ということで、自ずと周囲の期待値は高まる。
成功して当たり前、少し視聴率が振るわないと、もうキムタクも終わりだとか、何を演じてもキムタクだとか、いろいろ言われてしまう。

このプレッシャーたるや、凡人には想像もできないだろう。

その話題のドラマ。

プライスレス。

割と面白かったよ。

普通のサラリーマンだったキムタクが一気に無一文ホームレスへと転落し、必要最低限のお金を稼がなければいけない彼は、プライドを捨てて、落ちている空き缶拾いなどをし始める。

会社など組織に属することなく、お金を稼ぐというのは、本当に大変なことだ。特に長いあいだ不況に喘ぎ、将来に向かって持続的な成長の見込めない日本では、ますますお金が稼ぎづらい。独立して食っていけるサラリーマンは、ほとんどいないだろう。

時間を切り売りして、低価格で労働するはめに陥る・・・あるいはやっとこ稼ぎながらも、将来に対する不安に囚われて生きた心地がしない・・・そんなハメに陥るかもしれない。

ワークシフト。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • 作者: リンダ・グラットン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本


この本にも、ぼやぼやしていると、働く環境というのは劣悪なものになってしまうよ、ということが書かれている。

プライスレス。

これは今後を考える上で、結構重要なキーワードだと思う。
ワークシフトにおいては、「限界公用の逓減」という、あるものを得る数や量が増えるほど、それに価値を感じなくなることの例を出しながら、「限界公用の逓減」が適用されない“プライスレス”なもの、つまり経験や体験、友達といった無形のものの重要性を説く。

また、
静かなる大恐慌 (集英社新書)
では、ケインズの言う「投資の社会化」と関連させ、社会的な無形の資本の重要性が説明される。

静かなる大恐慌 (集英社新書)

静かなる大恐慌 (集英社新書)

  • 作者: 柴山 桂太
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/09/14
  • メディア: 新書



このワークシフトと静かなる大恐慌については、以前このブログで書いたこちらを参照されたい。
・未来の闇を突き抜ける、7人の盲人

そして最近のベストセラーでもある
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

では、結構なページ数を割いて、サンデルの言う三価値を説明し、これまた「美徳」という無形だが非常に大切な概念について、説明されている。
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

  • 作者: 岡田 斗司夫 FREEex
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 新書



時代はプライスレス。

いや、これは以前から指摘されていて、21世紀は精神の時代だのなんだの言われていたが、ここに来て本当に様々なことで行き詰まり、私たちは真のプライスレスを模索し始めているのかもしれない。

何が重要なのか。何が大切なのか。

さて、キムタクはドラマの中で、どんな大切なものを発見するのだろうか。
楽しみに見たいと思う。
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狂気は感染する [雑談]

中国上海で、日本人駐在員が襲撃されたとのこと。飲食店で襲われ、日本人と一緒にいた中国人が止めに入り、その彼が一番負傷したようだ。

「われわれの憎悪があまりにも激しい時、その憎悪は我々を、憎んでいる相手よりも一段劣る人間にする」(ラ・ロシュフコー)

我々も気を付けないといけない。憎しみは人を狂わせる。
憎しみの材料には、嫉妬だとか、愛憎だとか、妬みだとか、プライドだとか、色々なものが混じりやすい。

彼らの憎しみのレシピはわからないが、気をつけなければいけないのは、憎しみというのは材料さえ揃えば至って簡単な料理であるということ。だから、われわれ自身が憎しみに因われないように気をつけなければいけない。

私たちは、あの中国の暴動で感じたはずだ。
なんだ、これは、と。あの熱気、あの激情、瞬く間に広がる暴徒の波。

無論、背後には政治的な動き、介入、その他の思惑もあっただろう。しかし、それにしてもあの熱気の広がりようったら、正直私は恐怖を覚えた。


「伝染病のように感染(うつ)る、狂気がある」(ラ・ロシュフコー)

それを、見た。

あの病が、海を超えて、私たちの国で流行しないように願いたい。

ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)

ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)

  • 作者: ラ・ロシュフコー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1989/12/18
  • メディア: 文庫



新訳 ラ・ロシュフコー 賢者の言葉 世界一辛辣で毒気のある人生訓

新訳 ラ・ロシュフコー 賢者の言葉 世界一辛辣で毒気のある人生訓

  • 作者: ラ・ロシュフコー
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2011/12/24
  • メディア: 単行本



運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫)

運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫)

  • 作者: ラ・ロシュフコー
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫



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転職サイトとワークシフト [雑談]

都内の地下鉄車内の広告に、某転職サイトRの広告をよく見かける。

転職者の8割がRを利用、と書かれている。

「就職難の時代、転職者の8割が利用していたとしても、何の宣伝にもならないのではないか。転職“成功者”の8割なら理解できるが・・・」と思うのだが、たくさんの人が利用しているということ自体が宣伝になるのだろう。


私なんかから言わせれば、たくさんの転職希望者が見ているRは、それだけ競争率が高いのではないか、と感じてしまう。無論、たくさんの利用があれば求人自体も多いのだろうが、それにしても8割という数字を見ると、競争環境は熾烈だと想像できてしまう。
恐らく、書類選考(エントリー?)を突破すること自体が難しいのではないか。


応募者が多いということは、足切りも自動的に行われやすいだろう。

効率を考えれば、学歴なのか、職歴なのか、年齢なのか、転職回数なのか、性別なのかはわからないが、一定の水準でスパンと切らざるを得ないだろう。

昨日、ホンマでっかTVという番組で、キャリアコンサルの男性が裏技を紹介していた。曰く、募集締め切り後に応募しろという“裏技”で、確かに、自動的に“足切り”されそうなキャリアの人にとっては有効な技ではないかと感じた。ま、奇策は奇策なので、うまく行くかどうかはわからないが、戦術としてはアリだと思う。


ところで、うろ覚えな話で恐縮だが、「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)」か何かで、自営業者が急激に減ったという分析が、あったと思う(出典に間違いがあるかもしれない)。

デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

  • 作者: 藻谷 浩介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 新書


要するに自営業者の跡取りがあとを取らず、サラリーマンを志向する。そのため、学生の就職率が厳しくなるのは当然といえば当然、就職を目指す人たちが増えたためだ。


これはもしかしたら中国にも共通する問題で、農家の子どもが農家を継がず都会で働くことを目指す、第2代農民工という層がいるらしい。深くはわかないが、状況は似たようなものかもしれない。


さて、日本国内では【自営業→会社員】という流れがあったようだが、これは将来にわたって続くのだろうか?

最近話題の書「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」では、どんな未来が書かれているか。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • 作者: リンダ・グラットン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本


そこには、低賃金で働かされている人々と、ミニ起業家として働く人々が描かれている。ここでいうミニ起業家というのは、私の印象からすると1人企業、フリーランサー、個人事業主に近いように見受けられ、自営業の1つの別形式ではないかと感じた。
これまで自営業の多くは自分の名前で最終顧客と接することが多かったが、未来の自営業(ミニ起業家)は、経済活動のプロセスの一部を担当するフリーランサーだ。

企業にとっては会社員として雇用するよりも都合がよく、ミニ起業家にとってはうまくすれば自由で様々な可能性もある。

もしかしたら、将来は、転職サイトではなくて、仕事とフリーランサーのマッチングサイトや、ミニ起業家の能力保証に関するビジネスの方が拡大するかもしれない。2025年は、みんなこぞって、フェイスブックか何かで自己アピールに邁進する、何ともうんざりするような世界かもしれない。
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流通ジャーナリスト金子さんに学ぶ、死との向き合い方 [雑談]

昨日、「生きることと死ぬことと」というテーマでブログを書いたのだが、そのあと、流通ジャーナリストの金子哲雄さんの訃報が入ってきた。まだ若かったので、驚きだ。肺カルチノイドという聞きなれない病名だが、どうやら肺がんの一種らしい。

金子さんは亡くなる直前まで、周囲に病気をふせて仕事を続けてきたという。そこにどんな思いがあったのか、私には想像することしかできないが、何がしかの強い意思がなければ、病気を押して仕事なんてできないでしょう。

ニュースによると、金子さんはお墓やお通夜の準備など、自分の死後の準備まで行っていたらしい。独特の経済感覚に基づいて自ら選定したのだろうけれど、私はこれは、遺族想いの優しい行動だと思う。私も大事な家族を亡くした経験があるが、その時は、ショックで色々考えられない状況ながらに葬儀の準備に追われ、このような葬儀で良かったのか、あのお墓は亡くなった家族が喜んでくれるようなものだったのか、散々に色々と迷い、時には後悔したりもした。

一家の大黒柱として最後まで働き、自分の死後まで綺麗にまとめあげる。大したものだ。

金子さんの書籍は、私は2冊だけ持っている。
超三流主義」と「お金をかけない人ほど、新しい仕事はうまくいく―背伸びしない、ビジネスの立ち上げ方」だ。

超三流主義は、たぶん金子さんの本では一番話題になった本じゃないかと思うのだが、三流の貧乏でもゴージャスな暮らしを楽しむという観点で、色々な面白い方法を紹介している。パンツなんてどうせ見えないのだし、と夫婦で夫のパンツを共有するというような、人によっては引いてしまうような内容も書かれていて、アマゾンのレビューを見ると低かったりもするが、私はとても面白い内容だと楽しんでいた。好き嫌いはあるかもしれないが、おすすめである。

超三流主義

超三流主義

  • 作者: 金子 哲雄
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2009/08/07
  • メディア: 単行本



「お金をかけないほど・・・」は、ビジネス立ち上げに関する本なので、一般の節約術とは異なる。これも金子さんらしい独特の観点から書かれた本で、この種の本は何冊か読んでいるが、結構参考にさせてもらった。独立しよう、と考えていない人でも、この本には金子さん自身のコンサルとしてのストーリーが読めるので、面白いのではないかと思う。

お金をかけない人ほど、新しい仕事はうまくいく―背伸びしない、ビジネスの立ち上げ方

お金をかけない人ほど、新しい仕事はうまくいく―背伸びしない、ビジネスの立ち上げ方

  • 作者: 金子 哲雄
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本



上の2冊はどちらも非常に面白い本で、機会があれば書評・レビューとして再度取り上げたい。

それにしても、つい最近、本屋で新刊も目にしていた。

「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ (角川oneテーマ21)

「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ (角川oneテーマ21)

  • 作者: 金子 哲雄
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/10
  • メディア: 新書


まさかこんなことになるとは、思いもよらなかった。

こんなに若くして、との思いが消えない。
いつどうなるかなんて、本当にわからないものだ。
明日は我が身かもしれないのだから・・・。

空海の言葉を思い出した。

生まれ生まれ生まれ生まれて、生の始めに暗く、

死に死に死に死んで、死の終わりに冥し。


生の始まりも、死の終わりも、私たちは解っていない。

そんな暗闇のような中で私たちは生きているわけだが、生きているという実感のある今、後悔のないようしっかりと生きていきたい。

金子さんの最後は本当に立派だと思う。
金子さんが死の2週間前に送ったというメール、なんだか胸に来る。

「そろそろ人生のカウントダウンをしているような気がします。とにかく今、抱えていることをちゃんと仕上げて、立派な千秋楽を迎えようと思います」


残されたご家族は、さぞかしお辛いだろう。色々と大変だと思うが、金子さんのぶんも楽しめるようこれからを前向きに生きて欲しい。
お悔やみを申し上げるとともに、金子さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。
合掌。
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生きることと死ぬことと [雑談]

もう10月か。

早いものだ。

今年もあと3ヶ月じゃないか。

そいういえば、どこかの誰かが2012年に世界は終わるとかなんとか言っていなかったか?いったいどうなるんだろう。

もし本当に2012年で世界が終わるのなら、もう働くのをやめて、全ての資産(といえるのか)を使って人生を楽しみたい。
・・・そう書きながら、こんなことを夢想しているような人生というのはロクなものじゃないなと気がついた。

私は今まで、何を優先していたのだろう。
優先させるものを、間違えていたのではないか・・・。

と、そう書いていたら、あの本を思い出した。
そう、以前ここでも何度か紹介した「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • 作者: リンダ・グラットン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本


ええ、もちろんとっくに読了しております。

面白いか面白くないかで言えば、正直、アマゾンレビューで絶賛されているほどは面白く感じなかった。目新しくもないし。

しかし、役に立つか立たないかでいえば、役に立つ本だと思う。どう役に立てるかというと、やはりタイトルにあるように、この本は“働き方”の本だ。働き方・・・人生の多くの時間を働いている私たちにとって、働き方というのは、すなわち、私たちの人生にそのままズバンと直結する話なわけだ。

ワークシフトでは、2025年の未来が書かれている。

SNSが流行り、需要と供給や仕事と仕事人をマッチングさせる様々なサイトが増えてきている現在。フリーランサーや、起業家(といっても、少人数もしくは1人社長も多い)があちこちで活躍している現在。この現状がそのまま加速して、進んだらこうなる・・・というような未来像だ。

ぼうっと過ごしていたら、スキルも得られない弱い立場に追いやられるか、あるいはそこそこ働けたとしても、時間に追われてばかりの、様々な不安を抱えた労働者になりかねない。

だからこそ、計画的な働き方の設計、仕事以外の人生とのバランス、人とのつながりやセーフティなどが重要になるのだが、そういったことを考えるのに、本書は有効だと思う。

ところで、「BECK(1) (KCDX (1278))」という漫画をご存知だろうか?

水嶋ヒロや佐藤健などが出演して映画化もされた、バンドマンガである。

BECK(34) <完> (KCデラックス)

BECK(34) <完> (KCデラックス)

  • 作者: ハロルド 作石
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: コミック



「BECK」 通常版 [DVD]

「BECK」 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD


彼らは売れないバンドとして悩みに悩むのだが、その中で印象的なシーンと、言葉がある。

印象的なシーンは、主人公が、朝の通勤時間、人の波と逆光しての帰り道、突如インスピレーションが舞い降りてくるシーンだ。
朝、東京のオフィス街を歩いていると、人々がアリのように行列をなして歩き、ビルに吸い込まれていく風景を見ることができる。私自身がその行列にいるとき、「ここに並び歩く私」は一体なんなのかと、漠然とした不安を感じたことがある。
主人公はそれとは逆に、人並みに逆らって歩く。人と同じ道を歩かないという不安の中でインスピレーションが芽生える、そんなシーンだった。

印象的な言葉というのは、おそらく上記のシーンでの言葉だと思うのだが(うる覚え)、その逆行していく中で、
「生きることと死ぬことを本気で考えたら・・・」
おかしいのは、行列をなす蟻なのか、それとも孤独な道を歩く道なのか。


生きること、生きるということを本気で考えてみたら・・・

死ぬということ、生きるということが終わることを本気で考えてみたら・・・

どんな人生を歩むべきか。

後悔しない人生、あるいは後悔の少ない人生とは、どんなだ!?


自分の人生だ。考えてみる価値はある。
だからといって、バンドマンは気軽に勧められないが。
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原発問題に求められるリーダーシップ [雑談]

原発の推進派、維持派には、政治家や企業経営者などの経済界の人間が多いんだから、ここはひとつ・・・


「だいじょうぶだ。何かあったら、我々が真っ先に責任持つ。    費用にしても、後始末にしても、最大限にだ。  もちろん、最悪の事態が起こったら、我々だけの力では足りないかもしれない。  しかし、万が一の事態となったら、責任もって最大限の負担もするし、率先して対処もする。  そして想定外のことが起こらないように、我々が責任もって監視をしよう。  だから、この国のためにも我々に任せて欲しい」

このくらい言えばいいのに。

責任取れるのが最大のリーダーシップなのだから。

庶民は責任持てるのかと聞かれても、う~ん・・・ですからね。
原発やめると日本は衰退しますよ、責任もてるんですか、と脅すように言われてもね。
だいたい、専門家でもない一般市民に「反対するのなら代替案を出せ」というケースは、原発問題くらいですよ。

みんなの不安を取り除けるリーダーがいればいいんですがね。
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あちこちで揉める。 [雑談]

東アジアは日本、中国、韓国、北朝鮮の間で、それぞれ軋轢が高まっている。

アメリカは、イスラム圏で大きく揉め始めた。

EUは財政・経済問題で正念場を迎えている。

ロシアと中国は、内側に大きな不満がうずまいている。


あっちを見ても、こっちを見ても、問題だらけだな。
世界を読み解く3冊を紹介したい。

といっても、報道ではアメリカ寄りなので、反対の立場から・・・。

政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること  角川SSC新書

政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書

  • 作者: 堤 未果
  • 出版社/メーカー: 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/02/10
  • メディア: 新書



戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

  • 作者: 孫崎 享
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2012/07/24
  • メディア: 単行本



プーチン 最後の聖戦  ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

  • 作者: 北野 幸伯
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2012/04/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


私は、だからといってアメリカが一方的に悪いとは思わない。
これは善悪の問題ではない。

と、ひと言だけ添えておく。
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広告を獲得するための広告 [雑談]

私がよく通る道に、

「このスペースに広告出しませんか?」

という看板がある。


都心の、人通りの多い道だ。


いっつも、そう書いてある。

いつまでたっても広告主を捕まえられない。


こんな広告効果の低い広告スペースに、いったい誰が広告を出すというのか・・・。

逆説の仕事術 20の非常識があなたのビジネスを飛躍させる

逆説の仕事術 20の非常識があなたのビジネスを飛躍させる

  • 作者: 鳥内 浩一
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2009/07/23
  • メディア: 単行本



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